Package | Link |
---|---|
RelaxVersioner (MSBuild) | |
rv-cli (CLI) |
.NETやそのドキュメントなどに、現在のバージョンを埋め込みたいと考えたことはありませんか? 更に、CIで操作を自動化したいが、追加の作業があまりに不透明かつ多くて閉口したことはありませんか?
C#ではバージョンに関する情報を、慣例でAssemblyInfo.cs
ファイルに記述します:
using System.Reflection;
// アセンブリ属性でバージョン番号を埋め込む
[assembly: AssemblyVersion("1.0.21")]
しかし、標準で行われることはここまでです。埋め込まれたバージョン番号を適切に更新するのは、開発者の責任でした。
RelaxVersionerは、バージョンの適用をGitのタグ付けで行うことで、きわめてシンプルにバージョンの埋め込みを実現します。
簡単に言えば、Gitタグに 1.0.21
と付ければ、自動的に上記のようなアセンブリ属性が生成されて埋め込まれると言う事です!
バージョン番号が埋め込まれたアセンブリは、Explorerのプロパティページでその一部を確認できます:
ILSpyで見れば、すべての情報も確認できるでしょう:
- RelaxVersionerのNuGetパッケージを、あなたの.NETプロジェクトにインストールするだけで、ビルド時にGitのタグからバージョン番号を完全に自動で埋め込みます。
- タグが付いていないコミットでも心配ありません。過去にさかのぼってタグを見つけ、自動的にインクリメントされたバージョンを適用できます。
- タグだけではありません。コミットID、ブランチ名、オーサー名や日付など、付随する情報も埋め込みます。フォーマットも自由に変更できます。
- また、埋め込む対象の情報をカスタマイズする事もできます。例えば、MSBuildで使われる変数の値を埋め込むことで、ビルド時の詳細な情報も埋め込むことが出来ます。
- バージョンの埋め込みは、完全にMSBuildに統合されます。つまり、NuGetパッケージをインストールするだけで、Visual Studio、Rider、Visual Studio CodeといったIDEや 、CIのビルドプロセスでそのままバージョン埋め込みを実現できます。
- RelaxVersionerには、環境に依存するコードは含まれていないので、ほぼすべての.NET環境で動作します。
- CLIインターフェイスも存在します。テキストドキュメントにバージョン番号を埋め込んだり、.NETとは異なるプロジェクトシステム(例えば
Makefile
など)に対しても、同じバージョン表記を適用できます。- NPM (Node.js package manager) には専用のモードがあります。CLIを使用することで、簡単にNPMプロジェクトとバージョン操作の一元化を実現できます。
以下はC#の例ですが、他にF#、VB.net、C++/CLIに対応しています。出力される属性は同じです。
アセンブリ属性のほかに、 ThisAssembly
シンボルも定義されます。これは、リフレクションを使って属性を探索しなくても、簡単に各種バージョン情報を取得できる利点があります:
using System.Reflection;
[assembly: AssemblyVersion("1.0.21")]
[assembly: AssemblyFileVersion("2020.12.20.33529")]
[assembly: AssemblyInformationalVersion("1.0.21-561387e2f6dc90046f56ef4c3ac501aad0d5ec0a")]
[assembly: AssemblyConfiguration("Release")]
[assembly: AssemblyMetadata("AssemblyName","YourApp")]
[assembly: AssemblyMetadata("TargetFrameworkMoniker","net6.0")]
[assembly: AssemblyMetadata("Date","Sunday, April 23, 2023 9:42:21 PM 0900")]
[assembly: AssemblyMetadata("Branch","master")]
[assembly: AssemblyMetadata("Tags","")]
[assembly: AssemblyMetadata("Author","Kouji Matsui <k@kekyo.net>")]
[assembly: AssemblyMetadata("Committer","Kouji Matsui <k@kekyo.net>")]
[assembly: AssemblyMetadata("Subject","Merge branch 'devel'")]
[assembly: AssemblyMetadata("Body","")]
[assembly: AssemblyMetadata("Build","")]
[assembly: AssemblyMetadata("Generated","Sunday, April 23, 2023 9:42:21 PM 0900")]
[assembly: AssemblyMetadata("Platform","AnyCPU")]
[assembly: AssemblyMetadata("BuildOn","Unix")]
[assembly: AssemblyMetadata("SdkVersion","7.0.100")]
[assembly: AssemblyMetadata("ApplicationVersion","33529")]
[assembly: AssemblyMetadata("ApplicationDisplayVersion","1.0.21")]
namespace YourApp
{
internal static class ThisAssembly
{
public const string AssemblyVersion = "1.0.21";
public const string AssemblyFileVersion = "2020.12.20.33529";
public const string AssemblyInformationalVersion = "1.0.21-561387e2f6dc90046f56ef4c3ac501aad0d5ec0a";
public const string AssemblyConfiguration = "Release";
public static class AssemblyMetadata
{
public const string AssemblyName = "YourApp";
public const string TargetFrameworkMoniker = "net6.0";
public const string Date = "Sunday, April 23, 2023 9:42:21 PM 0900";
public const string Branch = "master";
public const string Tags = "";
public const string Author = "Kouji Matsui <k@kekyo.net>";
public const string Committer = "Kouji Matsui <k@kekyo.net>";
public const string Subject = "Merge branch 'devel'";
public const string Body = "";
public const string Build = "";
public const string Generated = "Sunday, April 23, 2023 9:42:21 PM 0900";
public const string Platform = "AnyCPU";
public const string BuildOn = "Unix";
public const string SdkVersion = "7.0.100";
public const string ApplicationVersion = "33529";
public const string ApplicationDisplayVersion = "1.0.21";
}
}
}
- NuGetで"RelaxVersioner"を検索して、導入してください。
- (.NET Coreではない旧形式のMSBuildプロジェクトを使っている場合): あらかじめ、AssemblyInfo.cs等に定義されている、デフォルトの"AssemblyVersion"と"AssemblyFileVersion"属性をコメントアウトして下さい(ビルド時に重複定義エラーが発生します)。
- これらはカスタムルールを用いて定義を除外するのであれば、引き続き使用する事もできます。
- ビルドすると、自動的にアセンブリ属性が適用されます。ILSpy等で確認するか、一部の属性はエクスプローラーのプロパティから確認することが出来ます。
- プロジェクトフォルダ、又はソリューションフォルダに"RelaxVersioner.rules"ファイルを配置することで、カスタムルールを定義出来ます。カスタムルールファイルの定義例を参照してください。
- C#・F#などでプロジェクトを新規に作ります。
- NuGetで"RelaxVersioner"を検索して、プロジェクトに追加します。
- (オプション): AssemblyInfo.csなどに定義されている、デフォルトの"AssemblyVersion"と"AssemblyFileVersion"属性をコメントアウトします。
- この状態でビルドするだけで、バージョンが適用されたバイナリが生成されます。
- デフォルトでは、AssemblyVersionが"0.0.1.0"、AssemblyFileVersionがビルド時の日時を2秒精度でバージョン化した値(例:"2016.05.12.11523")となります。
- また、AssemblyVersionMetadataに、ローカルGitリポジトリから得られる情報が埋め込まれます(Author・ブランチ・タグなど)。しかし、この例ではまだgit initしてないので"Unknown"として埋め込まれます。
- ソリューションフォルダでgit initして適当にコミットしてください。
- この状態でビルドすると、Author・ブランチやコミットメッセージが埋め込まれます。
- 現在のコミットにタグをつけてください。例えば"0.5.4"や"v0.5.4"のようなバージョン表記です。これでビルドすれば、このバージョン番号が自動的にAssemblyVersionに反映されるようになります。
- 自動バージョンインクリメント機能: 現在のコミットにタグが無い場合は、過去のコミットに辿っていって、最初に見つかった有効なタグからのコミット数に応じて、バージョンの末尾が自動的にインクリメントされます。例えば、2つ祖先のコミットに"0.5.4"というタグが付いていた場合、自動的に計算されるバージョンは"0.5.6"になります。
- コミットの分岐がマージされている場合は、プライマリ分岐を優先して探索します。つまり、ブランチ運用をしている場合は、ブランチを切った際に、それぞれにタグをつけておくことで、異なるブランチで異なる自動バージョンインクリメントの法則を適用できます。例えば、masterブランチに"1.0.0"、develブランチに"1.1.0"と、タグを適用することで、チックタックモデルを実現できます。
- 全て良ければ、リモートリポジトリにpushして完了です。
- 以後、コードを変更してリリースの準備が出来たら、新たにタグをつければそれがAssemblyVersionに反映されるので、ビルドしてバイナリをリリースします。
- dotnet cliを使用してNuGetのパッケージをビルドする場合にも、
PackageVersion
とPackageReleaseNotes
は自動的に適用されます。完成してデプロイする場合は、dotnet pack
コマンドを使えば、NuGetのバージョンを一元管理できます。
- dotnet cliを使用してNuGetのパッケージをビルドする場合にも、
RelaxVersionerは、dotnet CLI toolに対応しています。
rv
コマンドは、以下のコマンドでインストールすることが出来ます:
$ dotnet tool install -g rv-cli
以下のようにrv
コマンドを使用することで、簡単にバージョン文字列を取得出来ます:
$ rv .
1.2.3.4
-f
を使用して異なる出力を得ることが出来ます。例えば:
# 標準のバージョン形式
$ rv -f "{versionLabel}" .
1.2.3.4
# コミットID
$ rv -f "{commitId}" .
01234567899abc ...
# 複雑なフォーマットも可能
$ rv -f "{commitId}:{commitDate:yyyyMMdd}/{branches}" .
0123456789 ...:20240123/develop,main
- プレースホルダーに指定するシンボル
versionLabel
,commitId
などは、後述の章を参照してください。- 注意:
tfm
,tfid
,tfv
,tfp
,namespace
及びbuildIdentifier
は、それぞれコマンドラインオプションに指定されないと認識できません。
- 注意:
-o
オプションを使用して、直接ファイルに出力できます。この場合は、終端に改行が含まれません:
# ファイルに出力
$ rv -o version.txt .
$ cat version.txt
1.2.3.4
-r
または-i
オプションを使用すると、任意のテキストを直接置き換える「リプレースモード」となります。
このモードを使用すれば、もっと直接的にファイルを一括置換できます:
# 標準入力のテキストを置き換える
$ echo "@@@{commitId}@@@" | rv -r .
@@@0123456789abc ... @@@
# 指定されたファイルを置き換える
$ rv -i input.txt -o output.txt .
置き換えるキーワードの標準ブラケットは波括弧 '{ ... }' の形式ですが、異なるブラケット文字を使用することも出来ます。 例えば、ドキュメントに適用する場合は、波括弧では誤検出を起こす可能性があるので、カスタムブラケットを指定して置き換えます:
# カスタムブラケットで置き換える
# 左括弧と右括弧の定義をカンマで区切る
$ echo "ABC#{commitId}#XYZ" | rv -r --bracket "#{,}#" .
ABC0123456789abc ... XYZ
このCLIを使用すれば、.NETとは異なる対象に対してRelaxVersionerを組み合わせて使用できます。 例えば、GitHub ActionsのようなCI/CD環境で、NPMパッケージ生成にバージョンを適用したり、テキストのドキュメントにバージョンを埋め込んだりすることが出来ます。
CLIインターフェイスには、NPM (Node.js package manager) 向けの特別なオプションがあります。
package.json
ファイルが存在するディレクトリに移動して、以下のようにCLIを実行します:
$ rv --npm .
RelaxVersioner [3.8.0]: Generated versions code: Language=NPM, Version=12.34.56
すると、 package.json
内の version
キーの値が、正しいバージョン値に置き換わります。
この機能は、NPM標準の npm version
コマンドと似ています。
バージョンの検索アルゴリズムはRelaxVersionerに準じるため、.NETプロジェクトと共通化を図りたい場合に便利です。
更に、 --npmns
オプションを使用すると、パッケージが依存するパッケージバージョンも同時に変更することが出来ます。
例えば、複数のパッケージ群を管理していて、かつパッケージ同士に依存関係がある場合:
{
"name": "webapi-interaction",
"version": "0.0.1", // <-- このパッケージのバージョン(更新前)
"dependencies": {
"@foobar/helpers": "^1.4.0", // <-- 依存関係にある管理パッケージのバージョン
"@foobar/common": "^1.7.2", // <-- 依存関係にある管理パッケージのバージョン
"dayjs": "^1.2.3"
}
}
依存関係にあるパッケージ名の名前空間 (@foobar
) を指定してCLIを実行します:
$ rv --npmns @foobar .
RelaxVersioner [3.8.0]: Generated versions code: Language=NPM, Version=12.34.56
これにより、全てのバージョン番号が統一されます:
{
"name": "webapi-interaction",
"version": "13.24.5", // <-- 自動的に更新される
"dependencies": {
"@foobar/helpers": "^13.24.5", // <-- 自動的に更新される(依存関係)
"@foobar/common": "^13.24.5", // <-- 自動的に更新される(依存関係)
"dayjs": "^1.2.3" // <-- 更新されない
}
}
- 依存関係のチェックは、
dependencies
,peerDependencies
,devDependencies
キーに対して行います。 - 依存関係にあるパッケージを識別するため、パッケージの名前空間を統一してください。 実際には単純な前方一致で確認するため、識別可能な名前であればどのような名前でも問題ありません。
- 依存関係にあるパッケージのバージョンには、自動的に
^
が付きます。
この機能は、 NPM workspaces と一緒にCIプロセスで扱う事を想定しています。
その場合、参照するパッケージのバージョン番号は *
とするなど、NPM workspacesの取扱いに準じて下さい。
各パッケージのバージョンを更新したら、ワークスペースルートディレクトリで npm install
を行うことで、
package-lock.json
に正しいバージョン番号が反映されます。
RelaxVersionerは、ビルド後に、以下の位置にファイルを保存します:
<your project dir>/obj/<configuration>/<tfm>/
正確には:
- ビルド時は
$(IntermediateOutputPath)
です。 - NuGetパッケージ生成時は
$(NuspecOutputPath)
です。
例えば、FooBarProject/obj/Debug/net6.0/
のようなディレクトリ階層です。以下に保存するファイルを示します:
RelaxVersioner_Metadata.cs
: バージョン属性やThisAssembly
クラスの定義を含む、ソースコードです。RelaxVersionerの中心的な役割を果たします。RelaxVersioner_Properties.xml
: RelaxVersionerがバージョン計算を行う直前の、MSBuildの全てのプロパティを、XML形式でダンプしたものです。RelaxVersioner_Result.xml
: RelaxVersionerがバージョン計算を行った後の、主要なバージョン情報をXML形式でダンプしたものです。RelaxVersioner_Version.txt
: RelaxVersionerがバージョン計算を行った後の、バージョン番号のみをテキスト形式で保存したものです。RelaxVersioner_ShortVersion.txt
: RelaxVersionerがバージョン計算を行った後の、短いバージョン番号のみをテキスト形式で保存したものです。RelaxVersioner_SafeVersion.txt
: RelaxVersionerがバージョン計算を行った後の、安全な日時バージョン番号のみをテキスト形式で保存したものです。RelaxVersioner_Branch.txt
: RelaxVersionerがバージョン計算を行った時の、チェックアウトブランチ名をテキスト形式で保存したものです。RelaxVersioner_Tags.txt
: RelaxVersionerがバージョン計算を行った時の、コミットに対応するタグ群をテキスト形式で保存したものです。
プログラムの内部からバージョン情報を参照する場合は、バージョン属性やThisAssembly
から取得すれば良いでしょう。
他の、XMLやテキストファイルは、CI/CD(継続インテグレーションや継続デプロイ)で参照する事で、
ビルドプロセスにバージョン情報を適用する事が出来ます。
例えば、RelaxVersioner_ShortVersion.txt
には、2.5.4
のような文字列が格納されているので、
ビルド成果物をサーバーにアップロードする際に、バージョン番号をファイル名に追加して保存する事が出来るかもしれません。
これらの情報をMSBuildターゲット内から参照する場合は、テキストファイルにアクセスすることなく、以下のようにプロパティを使用できます:
<Target Name="AB" AfterTargets="Compile">
<Message Importance="High" Text="PropertiesPath: $(RelaxVersionerPropertiesPath)" />
<Message Importance="High" Text="ResultPath: $(RelaxVersionerResultPath)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedVersion: $(RelaxVersionerResolvedVersion)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedShortVersion: $(RelaxVersionerResolvedShortVersion)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedSafeVersion: $(RelaxVersionerResolvedSafeVersion)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedIntDateVersion: $(RelaxVersionerResolvedIntDateVersion)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedEpochIntDateVersion: $(RelaxVersionerResolvedEpochIntDateVersion)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedCommitId: $(RelaxVersionerResolvedCommitId)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedBranch: $(RelaxVersionerResolvedBranch)" />
<Message Importance="High" Text="ResolvedTags: $(RelaxVersionerResolvedTags)" />
</Target>
RelaxVersioner_Properties.xml
には、非常に有用な、多くの情報が格納されています。
MSBuildのカスタムスクリプトを書かなくても、このXMLファイルから情報を引き出すだけで、
細かなニーズを満たせられるかもしれません。
Sourcelink は、 Gitソースコードリポジトリからオンザフライでダウンロードしたソースコードをデバッガーに表示するための、統合パッケージです。
この機能を使うと、パッケージを使用するコードのデバッグ中に、 (事前の準備なしに)パッケージ内にステップインして、ソースコードデバッグする事が出来るようになります。
RelaxVersionerはすでにSourcelink統合をサポートしています。 簡単な手順で、Sourcelinkに対応させる事が出来ます:
<!-- Sourcelink統合で定義する共通プロパティ -->
<PropertyGroup>
<!-- プロジェクトで参照されないソースコードの情報を含める -->
<EmbedUntrackedSources>true</EmbedUntrackedSources>
<!-- シンボルの情報をアセンブリ内に含める(推奨) -->
<DebugType>embedded</DebugType>
<!-- または、以下のような指定でシンボル (*.pdb) をパッケージに取り込む -->
<!-- <DebugType>portable</DebugType> -->
<!-- <AllowedOutputExtensionsInPackageBuildOutputFolder>.pdb</AllowedOutputExtensionsInPackageBuildOutputFolder> -->
<!-- Gitリポジトリの情報(必須) -->
<PublishRepositoryUrl>true</PublishRepositoryUrl>
<RepositoryType>git</RepositoryType>
<RepositoryUrl>https://github.com/kekyo/Epoxy.git</RepositoryUrl>
</PropertyGroup>
<!-- GitHub CI Releaseビルド時に、安定したバイナリを生成 -->
<!-- (まったく同じソースコードからはまったく同じバイナリが生成される) -->
<PropertyGroup Condition="'$(Configuration)' == 'Release'">
<Deterministic>true</Deterministic>
<ContinuousIntegrationBuild>true</ContinuousIntegrationBuild>
</PropertyGroup>
<ItemGroup>
<!-- RelaxVersioner -->
<PackageReference Include="RelaxVersioner" Version="2.14.0" PrivateAssets="All" />
<!-- ソリューションファイルが存在する場合の、ルートディレクトリ位置 -->
<!-- 参照: https://github.com/dotnet/roslyn/issues/37379 -->
<SourceRoot Include="$(MSBuildThisFileDirectory)/"/>
</ItemGroup>
<!-- Sourcelink GitHubパッケージを追加 -->
<ItemGroup Condition="'$(Configuration)' == 'Release'">
<PackageReference Include="Microsoft.SourceLink.GitHub" Version="1.1.1" PrivateAssets="All" />
</ItemGroup>
より詳しい情報は、Sourcelinkのドキュメントを参照してください。
もしCIプロセスで使ったときに、以下のようなエラーが発生した場合:
RelaxVersioner [2.12.0]: NotFoundException=object not found -
no match for id (a2b834535c00e7b1a604fccc28cfebe78ea0ec31),
Unknown exception occurred, ...
これは、CIプロセスのワークスペースにリポジトリをcloneした際に、 最も新しいコミットだけをcloneしてきたために(検索するコミットが見つからないため)発生します。 常に全てのコミットをcloneする必要があります。
例えば、GitHub Actionsの checkout@v2
タスクは、デフォルトで常に最新のコミットだけをcloneします。
何故なら、それが最も高速に処理できるからです。
RelaxVersioner (や、その他の自動バージョニングツール) は、 正しいバージョン番号を計算するために、全てのコミットを必要とします。
そのため、build.yml (GitHub Actionsのスクリプト) に、
fetch-depth: 0
を追加して下さい。
このリポジトリで実際に使用している例を参照できます。
nuspecファイルを使ってパッケージを生成する場合は、デフォルトのプレースホルダ以外にも使用可能なシンボルがあります。この機能により、nuspecファイルを使用してNuGetパッケージを生成する場合でも、生成を自動化出来ます。以下の例を参考にして下さい:
<package xmlns="http://schemas.microsoft.com/packaging/2010/07/nuspec.xsd">
<metadata>
<!-- パッケージバージョンの埋め込み -->
<version>$PackageVersion$</version>
<!-- ブランチ名とコミットIDの埋め込み -->
<repository type="git" url="https://example.com/your/repo.git" branch="$RepositoryBranch$" commit="$RepositoryCommit$" />
<!-- コミットメッセージの埋め込み -->
<releaseNotes>$PackageReleaseNotes$</releaseNotes>
</metadata>
</package>
- 用意したnuspecファイルをプロジェクトに追加して、
PropertyGroup
のNuSpecFile
プロパティで指定します。後の手順は、一般的なNuGetパッケージングの手順と同じです。
- RelaxVersionerをVisual Studio 2012/2013で使うには、システムに.NET Framework 4.6以上がインストールされている必要があります。RelaxVersionerは、MSBuild.Frameworkアセンブリのnet46以上のバージョンを必要とするためです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RelaxVersioner version="1.0">
<WriterRules>
<!-- この定義を適用する言語です。 -->
<Language>C#</Language>
<Language>F#</Language>
<Language>VB</Language>
<Language>C++/CLI</Language>
<Import>System.Reflection</Import>
<!--
"versionLabel" は、ドットで区切られたバージョン番号を、gitリポジトリのタグを検索して埋め込みます。
タグの形式は、 [1.2.3.4] や [v1.2.3.4] のような形式です。
タグが見つからない場合は、 [0.0.1] を使用します。
-->
<Rule name="AssemblyVersion">{versionLabel}</Rule>
<!--
"safeVersion" は、現在のコミットの日時(コミットした人)を埋め込みます。
(日時のフォーマットは、バージョン番号として許容される形式に従い、 [2016.2.14.12345] のような、最小2秒精度の一意な文字列となります。)
-->
<Rule name="AssemblyFileVersion">{safeVersion}</Rule>
<!--
"commitId" は、現在のコミットのID(gitのコミットID、つまりはハッシュ値)を埋め込みます。
"commitId" は、 "commit.Hash" と書くのと同じです。
-->
<Rule name="AssemblyInformationalVersion">{versionLabel}-{commitId}</Rule>
<Rule name="AssemblyConfiguration">{Configuration}</Rule>
<!--
"key" 属性は、通常は、 "AssemblyMetadataAttribute" 属性にのみ適用出来ます。
"branch" は、 "Name" といったフィールド名を繋げて使うことが出来ます。 (Derived from GitReader)
"author" と "committer" は、 "Name" や "MailAddress" や "Date" と言ったフィールド名を使用出来ます。 (Derived from GitReader)
"buildIdentifier" は、 MSBuild の PropertyGroup で定義された "RelaxVersionerBuildIdentifier" 又は "BuildIdentifier" に相当します。
これは、 GitHub Actions などの CI 環境で、ビルド毎に適用されるビルド番号を埋め込むのに使います。
"generated" は RelaxVersioner が定義を生成した日時です。
対象のプロパティが文字列ではない場合は、string.Format() と同様に、書式指定を加えることが出来ます。
-->
<Rule name="AssemblyMetadata" key="CommitId">{commitId}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Date">{commitDate:F} {commitDate.Offset:hhmm}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Branches">{branches}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Tags">{tags}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Author">{author}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Committer">{committer}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Subject">{commit.Subject}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Body">{commit.Body}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Build">{buildIdentifier}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Generated">{generated:F}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="TargetFramework">{tfm}</Rule>
<!--
"ApplicationVersion" と "ApplicationDisplayVersion" は、.NET MAUIのバージョン管理のために使用されます。
"epochIntDateVersion" には、`safeVersion`と同じ方法で計算された値です。
-->
<Rule name="AssemblyMetadata" key="ApplicationDisplayVersion">{shortVersion}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="ApplicationVersion">{epochIntDateVersion}</Rule>
<!--
"Platform" は、 MSBuild の PropertyGroup で定義されている値です。
その他の PropertyGroup のキー名や、環境変数から取り込まれた値を、そのまま使用することが出来ます。
例えば、 "RootNamespace" や "Prefer32Bit" や "NETCoreSdkVersion" や "PATH" などです。
これらの値は、全て文字列として参照されます。従って、フォーマットの書式指定は無視されます。
-->
<Rule name="AssemblyMetadata" key="AssemblyName">{AssemblyName}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="RootNamespace">{RootNamespace}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="PlatformTarget">{PlatformTarget}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="Platform">{Platform}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="RuntimeIdentifier">{RuntimeIdentifier}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="BuildOn">{OS}</Rule>
<Rule name="AssemblyMetadata" key="SdkVersion">{NETCoreSdkVersion}</Rule>
</WriterRules>
</RelaxVersioner>
- Copyright (c) Kouji Matsui (@kozy_kekyo, @kekyo@mastodon.cloud)
- Under Apache v2
- 3.10.0:
- 環境によって.NET 9.0 SDK以上でビルド出来ない場合があるのを修正。
- 3.9.0:
- UTF8テキストファイル出力をBOMなしに変更。
- 3.8.0:
- NPM
package.json
のバージョンを自動挿入する、NPMモードを追加。 - NuGetパッケージをビルドする時に、ビルドログにバージョン番号のゴミが出力されていたのを修正。
- NPM
- 3.7.0:
- CLIでカスタムブラケット指定に対応しました。
- 3.6.0:
- プレーンテキスト出力のフォーマットを指定可能にしました
- プレーンテキストを標準出力に出力できるようにしました。
- リプレースモードを追加しました。
- CLIバージョンのオプションを簡略化して、少ない指定で機能するように改善しました。
- 3.5.0:
- プレーンテキストフォーマットをサポートしました。これを使用して、.NETとは異なる環境に適用できます。
- dotnet CLI toolに対応しました。
dotnet tool install -g rv-cli
でインストールできます。
- 3.4.0:
- Gitサブモジュール内にプロジェクトが配置されている場合に正しい情報を取得できない問題を修正。
- GitReaderを1.8.0に上げました。
- 3.3.0:
- .NET 8.0 SDKに対応しました。
- GitReaderを1.7.0に上げました。
- 3.2.60:
- ビルド時に
ThisAssembly
シンボルが参照できない場合があるのを修正。
- ビルド時に
- 3.2.50:
- 同じコミットに複数のバージョンタグが含まれる場合に、最も大きいバージョン番号を使用するように改良。
- 3.2.40:
- .NET 8.0 RC2に対応しました。恐らくそのまま正式な.NET 8.0バージョンにも使用できますが、 .NET 8.0がリリースされたのちに再ビルドしたバージョンをリリースします。
- 3.2.20:
- .NET 8.0 RC1に対応しました。恐らくそのまま正式な.NET 8.0バージョンにも使用できますが、 .NET 8.0がリリースされたのちに再ビルドしたバージョンをリリースします。
- 3.2.0:
- GitReaderを1.4.0に上げました。
- 3.1.0:
- デフォルトルールの
AssemblyMetadata.TargetFramework
をAssemblyMetadata.TargetFrameworkMoniker
に変更しました。 AssemblyMetadata.ApplicationVersion
が65535を超えていたのを修正。AssemblyMetadata.RootNamespace
を追加。
- デフォルトルールの
- 3.0.0:
- マルチブランチ追跡アナライザーを実装しました。 これまでは、プライマリブランチから順に過去のコミットを検索して、最初に見つかったバージョン番号を元に決定していましたが、 関係のある全てのブランチで最も大きいバージョン番号を自動的に検出するようになります。 最後の最大バージョンを手動で検索しなくても、正しいバージョンを自動的に判別します。 (この変更による、特別なアクションは必要ありません)
- GitReaderを1.1.0に上げました。
- 2.16.0:
- 初期化されていない Git リポジトリで NRE が発生する問題を修正。
- 2.15.0:
- Gitリポジトリの読み取りを、libgit2sharp から GitReader に変更しました。 ネイティブライブラリに依存しなくなったため、動作環境の制限が緩和されます。
- ルールファイルのフォーマットが一部変更されています。差分を参照して下さい。
- 2.14.0:
- .NET 7 SDKに対応しました。
- .NET MAUIで使用されるアプリケーションバージョン情報(
ApplicationDisplayVersion
,ApplicationVersion
)に対応しました。 後者はデフォルトではエポックからの秒数です。
- 2.13.1:
AssemblyConfiguration
のスタティック定義名にAttribute
が含まれていたのを修正。- (RelaxVersioner自身の)SourceLinkの基底位置が誤っていたのを修正。RelaxVersionerを使って生成したプロジェクトに影響はありません。
- 2.13.0:
- 古いプロジェクトフォーマットでの擬似 tfm をサポートしました。
- より使いやすいアセンブリ構成メタデータを追加しました。
- 2.12.1:
- バージョンの結果テキストファイルを拡充しました。
RelaxVersioner_SafeVersion.txt
,RelaxVersioner_Branch.txt
,RelaxVersioner_Tags.txt
に関する結果を使用できます。 - バージョンの結果テキストファイルに改行コードが入らないようにしました。
- ビルド直後のMSBuildプロパティ
Version
に、ShortVersion
をフォールバック代入するようにしました。Version
プロパティを使用する、後続のMSBuildスクリプトでも、安全に認識されたバージョン番号を使用できます。
- バージョンの結果テキストファイルを拡充しました。
- 2.11.0:
- NuGetパッケージ生成時に、入力となるソースコードが存在しないプロジェクトでエラーが発生する問題を修正しました。
- 2.10.0:
- プロジェクト参照したプロジェクトのターゲットで、パッケージのバージョンが更新されない問題を修正しました。
- 2.9.0:
- 出力が生成されないプロジェクトで、XMLファイルの読み取りエラーが発生する問題を修正しました。
- 2.8.0:
- 外部で流用可能な、バージョンのみを格納したテキストファイルを出力するようにしました。
- ビルドタイミングを調整して、Intellisenseが
ThisAssembly
クラスを認識できない事がある問題を修正しました。 - NuGetパッケージビルド時に、ビルドが実行されない場合がある問題を修正しました。
- 2.7.0:
- ビルド時のファイル依存関係ルールを定義し、不要なビルドを避けるようにしました。
- 2.6.0:
- クリーンビルドの安定性を向上させました。
netcoreapp2.0
,2.1
,netcoreapp3.0
の開発環境を非対応としました。 これらのSDKを使用している場合は、それぞれ、最新のSDKにアップデートして下さい。- 現在の
TargetFramework
名称のバナーを表示するようにしました。
- 2.5.5:
- 暗黙に.NET Core 2.0の動作環境が必要とされていた問題を修正。
- 2.5.2:
- .NET 6環境で、デフォルトの追加属性群が適用されていなかった問題を修正。
- 2.5.1:
- シンボル
BundledNETCoreAppTargetFrameworkVersion
が定義されていないとして発生するエラーを修正。
- シンボル
- 2.5.0:
- VS2022にアップグレード (プロジェクトに変更はありません)
- .NET5/6において、ビルド時のランタイムバージョン検出を修正。
- 2.4.0:
- .NET 6.0 SDKをサポート。
- 2.3.2:
- VisualStudio for Mac上で使用した場合に、LibGit2SharpExceptionが発生する問題を修正。
- 2.3.0:
- .NET SDK3.1又は5.0のみをインストールした環境で実行時エラーが発生する問題を修正。
- 2.2.0:
- Sourcelink属性をサポート (AssemblyInformationalVersionの形式と、NuGetパッケージ属性)
- 2.1.0:
- MSBuild で定義される多くの PropertyGroups の値をそのまま使えるようにしました。MSBuildだけでは、これらの値を参照するのはかなり手間でしたが、ルールファイルにプロパティ名を指定するだけで、値を同じように埋め込むことが出来ます(具体的な例は、カスタムルールファイルの章を参照)
- 2.0.9:
- net461バイナリで、ValueTupleアセンブリの互換性問題が発生していたのを修正。
- 2.0.8:
- 一度もタグ付けされていないリポジトリで、誤ったdepthを計算することがあるのを修正。
- 2.0.5:
- C#でnet40-clientを使用する場合に、AssemblyMetadataAttributeクラスの重複ウォーニングが発生していたのを修正。
- 2.0.0:
- 2.0公開 🎉
- .NET 5とLinux環境の(正式な)サポート。
- リテラルシンボル定義の追加。"ThisAssembly"クラス(モジュール)内に定義されたシンボルを参照することで、リフレクションAPIを使用しないで各定義を使用することが出来ます。出力されるコードの例を参照。
- "TargetFramework" (tfm), "TargetFrameworkIdentity" (tfid), "TargetFrameworkVersion" (tfv), "TargetFrameworkProfile" (tfp) のそれぞれのキーをサポート。デフォルトのルールではtfmが出力されます。カスタムルールファイルの例を参照。
- パッケージサイズが小さくなりました。
- 破壊的変更: パッケージ名が"RelaxVersioner"から"RelaxVersioner"に変更されました。古いパッケージを参照することは出来ますが、NuGetのリストには表示されなくなります。
- 1.0.10:
- プロジェクト参照先のパッケージバージョンを誤って解釈する問題を修正 (NuGetの内部実装の変更による)
- 1.0.5:
- まだタグを適用していない場合に、常にバージョンが0.0.1となる問題を修正。
- 1.0.0:
- 正式版1.0公開 🎉
- MSBuild Taskアセンブリによる実装を完全に削除し、独立したコマンドライン実行ファイルを使用するように変更 (MSBuild Taskアセンブリは非常に多くの問題を抱えているため)。
- 0.10.24:
- MSBuild net40/net45プラットフォームのサポートを削除しました (MSBuild.Frameworkアセンブリのバージョン競合に対して安全な回避方法が見いだせなかったため)。
- 0.10.19:
- 未初期化のリポジトリに対して使用した場合にクラッシュする不具合を修正しました。
- 0.10.17:
- 分岐の解析を強化しました。
- 0.10.11:
- MSBuild net40/net45プラットフォームへの実験的なサポート (これは、VS2012-2013に対応しますが、未テストです)
- MSBuild utilityアセンブリへの依存を削除しました。
- 0.10.6:
- 未初期化のリポジトリに対して使用した場合にクラッシュする不具合を修正しました。
- 0.10.3:
- バージョンのオートインクリメント機能を追加しました。
- ブランチ名からバージョン番号を推測する機能を削除しました。
- ルールフォーマットを若干変更しました(互換性に影響があります)
- 0.9.69:
- ビルドした最終出力にruntimeディレクトリが含まれていた問題を修正しました。
- 0.9.67:
- ブランチ名を取得できていない問題を修正しました。
- 0.9.66:
- Linux環境でGitリポジトリから情報を取得できていなかったのを修正しました。
- ロギング構造を改善しました。
- CIによる検証で、.NET Core 2を対象としたものを強化しました。
- 0.9.62:
- .NET Core 2のdotnet cliからのビルドに対応 (WindowsとLinux環境)
- 0.9.25:
- セルフホストバージョニングを開始 :)
- develとmasterブランチに分割
- CIをAzure Pipelinesに変更 (作業中)
- Linux環境を検証 (作業中)
- 0.9.14:
- developmentDependency属性を追加し、RelaxVersionerパッケージへの依存を排除しました。
- 0.9.13:
- dotnet cliからビルドした場合に、ライブラリのロードに失敗していたのを修正。
- NuGetのパッケージをビルドした場合 (dotnet pack) に、PackageVersionにバージョンを反映させるようにした。
- 0.9.1:
- 新しいMSBuildスクリプトの形式に対応しました (つまり、.NET Core 2/.NET Standardに使われる新しい形式のプロジェクトで使用できます)
- LibGit2Sharpを0.26.1/2.0.289に更新しました。
- WiXサポートを削除しました。
- 0.8.30:
- Importエレメントに対応 (Thanks @biobox)
- 0.8.20:
- Ruleエレメントが複数存在する場合に複数の属性を定義してエラーが発生する問題を修正 (Thanks @zizi4n5)
- NuGetパッケージがdevelopmentDependencyとなっていないのを修正 (Thanks @zizi4n5)
- labelのバージョン番号の先頭に'v'が付与されている場合に無視するように修正 (Thanks @zizi4n5)
- NuGetパッケージの更新をMSBuild内で行うように変更 (Thanks @biobox)
- 0.8.11:
- メタデータ情報の埋め込みは、常にAssemblyVersionMetadataAttributeを使用するように変更しました。以前はmscorlib::AssemblyMetadataAttributeを使う場合がありましたが、NET4・PCL環境で不可視のためにトラブルが起きる事がありました。
- まだコミットされていないGitリポジトリを使った場合の、デフォルトのバージョンとして"0.0.1.0"を使うように変更しました。以前は"0.0.0.0"でしたが、コンパイラによっては警告を発していました。
- LibGit2Sharpを0.22.0/1.0.129に更新しました。
- 0.8.3:
- Wixプロジェクトのサポート (未完了)
- 0.8.2:
- Mono環境のサポート (未完了・詳しい方のPRウェルカム)
- 0.8.1:
- ルールセットの "Rules" を "WriterRules" に変更 (Breaking change)
- "gitLabel" のフォールバック値を "safeVersion" から、固定の "0.0.0.0" に変更
- ビルド時に、適用されたバージョンを出力するようにした
- ソースコード上のタブを修正
- 0.7.18:
- PCLプロジェクトで、AssemblyMetadataAttributeが見つからない問題を修正
- 0.7.17:
- TargetPathに対応するフォルダが存在しない環境(CI等)で例外が発生していた問題を修正
- 0.7.16:
- libgit2sharpとNamingFormatterを更新
- 0.7.14:
- SemVerで使用される、プレフィックス・ポストフィックスを除外してバージョン番号をパースするように変更
- Gitリポジトリのトラバース方法を変更し、TagsについてはHEADコミットのみを参照するように変更
- 0.7.13:
- コミットメッセージなどにソースコード非互換の文字列が含まれている場合にビルドが失敗するのを修正。例: Dirty\String"Test"
- 0.7.12:
- まだコミットがないリポジトリを使用した場合にクラッシュする問題を修正
- 0.7.11:
- {branches} と {tags} フォーマットを追加
- 0.7.10:
- NamingFormatterを使うように変更
- System.Version.Parseを使うように変更
- 0.7.7:
- 最新のタグの検索漏れを修正
- 0.7.6:
- 古い .NET Framework (2.0-3.5) に対応
- 0.7.5:
- プロジェクトフォルダからルートフォルダに向かってgitリポジトリを検索するように変更
- gitリポジトリが見つからないか、コミットが存在しないような場合でも、ダミーの属性を生成するようにしてエラーを回避した
- 0.7.1: カスタムルールセットファイルに対応
- 0.5.30: 4言語で動作確認
- 0.5.0: Initial public commit. (Broken, still under construction)