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モード

モードとは、バッファを操作するにあたり、バッファの環境（開いているファイル名やバッファの名前）など により、キーバインドやシンタックスハイライトなどについての動作をバッファ毎に指定するものです。

モードの種類

モードにはそれぞれ名前があり、また、各モード名に対応したモード用の設定ファイルが存在します。

モードの初期値は、条件により以下の通り決まります。

条件	モード名	モードファイル名
ファイルサフィックスが prfm, key, conf	Prfm	Mode-Prfm.key
ファイルサフィックスが c, h	C	Mode-C.key
ファイルサフィックスが java	Java	Mode-Java.key
ファイルサフィックスが pwiki	PWiki	Mode-PWiki.key
バッファタイプが ScratchBuffer	Interp	Mode-Interp.key
バッファタイプが DiredBuffer	Dired	Mode-Dired.key
バッファ名が *Buffer List*	BList	Mode-BufferList.key
バッファ名が *Grep*	Grep	Mode-Grep.key
バッファ名が ^Man=.\* にマッチ	Man	Mode-Man.key
上記以外	Text	Mode-Text.key

バッファが生成された際に上記ルールにより、自動的にモードが設定されますが、set-mode コマンド によりバッファに対してモード名を指定することにより強制的にモードを指定することも可能です。 この場合バッファは、モードを設定した時点から新たなモードで動作をはじめます。

各モードの特徴

• Prfmモード, Cモード, Javaモード: 　 それぞれ、Perfume言語、C言語、Java言語のコーディングに適したモードです。各言語のキーワード ハイライトやオートインデントが行えます。

• Interpモード: 　 Scratch バッファで Perfume インタプリタを実行するためのモードです。アプリケーションの実行、 アプリケーションへのEOFの送信や実行中アプリケーションの中断などができます。

• Diredモード: 　Diredを実行するモードです。ディレクトリのブラウズや、ブラウズしているファイルのオープンができます。

• PWikiモード: 　 Pmacsのバッファ上でハイパーリンクを持ったテキストファイルを作成するためのモードです。 ハイパーリンクは リンク名 で表され、このリンク上でエンターキーを押すと自動的に 「リンク名.pwiki」 というファイル名のファイルがオープンされます。

• BListモード: 　 バッファリストを表示するためモードです。Ctrl+B buffer-list コマンドによりバッファの一覧が 表示されます。 また、目的のバッファに移動しエンターキーを押すことにより、目的のバッファに切り替えることができます。

• Grepモード: 　 grep コマンドの実行結果が Grep バッファに表示されます。また、[F05]キー、[F06]キーを押す ことにより、Grep バッファから直接検索結果のファイルをオープンし、該当箇所まで移動することが 可能です。

• Manモード: 　 man コマンドにより UNIX のマニュアルページを表示します。また、SEE ALSO にある別マニュアル へのリンクを PWikiモードと同様に開くことができます。

• Textモード: 　 通常のテキストファイルの編集に適したモードです。キーワードハイライトやオートインデント、ハイパー リンク機能などはありません。